住宅ローンの計算をしてみる – 前提知識の確認

Life

ポエム

住宅ローン

夢のマイホームを現実にする魔法
自分にもこの魔法を使う時が来るとは

住宅ローンに関する計算をしてみる
高校の数学で出会ったあいつらと再会する
なんだか楽しくなってくる

「数学なんて将来の役に立たんっ!」
当時友人が言っていた

数学を役立てる生活はそう多くない
それでも周りには数学が溢れている
数学を触ったから見える世界がある
その世界は人生を豊かにするだろう

ということで、住宅ローンの計算をしてみました。
懐かしい高校の数学が出てきてなんだか嬉しくなりました。
この記事では、「住宅ローンの計算をしてみる」シリーズのパート1として、計算に入る前に前提となる住宅ローンの知識を確認しようと思います。

利子について

住宅ローンは銀行からお金を借りるわけなので、利子を上乗せして返済をする必要があります。
では、利子はいくら払えば良いのでしょうか?
利子の額は金利によって決まります。

金利とは、現在借りているお金に対して支払う利子の割合です。

一般的に住宅ローンで金利といえば、1年間で支払う利子の割合を指します。
(年間の支払い割合なので年利と呼んだりもします)
3000万円を金利1%で借りて1年後に一括で返すとすると、利率1%の分

3000万円 × 1% = 30万円

を上乗せした3030万円を支払うことになります。

ただ、現実には住宅ローンは毎月少しずつ何年もかけて返済するケースが多いです。
その場合、利子は毎月の支払い時その時の残高に利率をかけた値を支払います。

毎月の利息 = 利率(月利) × 毎月の支払い時の残金

この時、利率は金利を12ヶ月で割ってひと月分で計算します。
(月間の支払い割合は月利とも呼ばれます)

3000万円を金利1%で借りたら、初回の返済では

3000万円 × 1/12% = 2.5万円

を利子として上乗せして支払います。

金利の種類

住宅ローンの金利には大きく「固定金利」「変動金利」という2種類が存在します。

固定金利は、名前の通り一律の金利で利子を払います。
ローンの支払い総額を借入のときに把握することができます。

一方で、変動金利は金利が上下します。
そのためローンの支払い総額が借り入れるときにはわかりません。
将来的に金利が上がるリスクを取る分、借入時の金利は変動金利の方が安いという特徴があります。

この金利の種類は住宅ローンを借りる上で非常に重要なことですが、主旨とズレるのでこれ以上詳しくは触れません。
今回は計算を簡単にするため、金利は一定の固定金利として計算をします。

返済方法

住宅ローンの返済では利子についてで触れたように、返済額に利子を上乗せした額を毎月支払うことになります。
つまり、毎月の支払い額の内訳は次のようになります。

毎月の支払い額 = 元金返済分 + 利子分

ここを押さえた上で返済計画を立てていくのですが、住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」「元金均等返済」の2種類があります。

元利均等返済

元利均等返済は毎月の支払い額が一定となる返済方法です。
定額の返済の中に利子が含まれており、ローンの返済額(元金部分のこと)は一定ではありません。
毎月の支払いは定額でわかりやすいですが、毎月いくらローンの返済ができているかの把握が難しいです。
最初のうちは利子の割合が高く、月々の利子が減ることで徐々に元金返済の割合が高くなっていく特徴があります。

元金均等返済

元金均等返済は毎月の支払いのうち元金の額が一定となる返済方法です。
毎月の支払い額は変動するため、元利均等返済に比べて支出の管理が難しいですが、ローンの返済は一定なのでローン残額などの把握はしやすいです。
最初のうちは月々の支払いが高く、月々の利子が減ることで徐々に支払いが低くなっていく特徴があります。

どっちがいいの?

それでは「元利均等返済」と「元金均等返済」はどちらが良いのでしょうか?
上で説明したように、それぞれの特徴にメリット/デメリットがあるので一概にどちらが良いという結論は出せません。
“人による” というのが答えだと思います。
ただ、一般的に支払い総額は「元金均等返済」の方が安くなると言われています。

続く記事では「元金均等返済」の方が本当に安いのか実際に計算をしてみようと思います。

おわりに

次の記事ではここでの内容を前提として、実際に住宅ローンの計算をしていきます。

住宅ローンの計算をしてみる - 元利均等返済
「住宅ローンの計算をしてみる」シリーズのパート2です。 この記事では、住宅ローンの返済方法である「元利均等返済」について、計算してみます。 ※ 高校数学の数列の知識を使用します。 元利均等返済など、計算前の前提知識についてはこ...

※ 上で記載した情報を用いて行う一切の行為、被った損害・損失に対して一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。
何か誤っている点等あればご指摘いただけると幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました